ニッサン R390 GT198 ル・マン24時間レース 3位 32 星野一義 鈴木亜久里 1/43 ミニカー スポーツカー ixoイクソ
日産自動車が1990年代後半にル・マン24時間レースのためにトム・ウォーキンショー・レーシング (TWR) の協力のもと開発されたスポーツカー。
1998年、堅実なマシン作りで抜群の安定性をみせ、星野一義・鈴木亜久里・影山正彦の乗るマシンが総合3位を獲得。
商品説明
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ル・マン24時間レース
ル・マン24時間レース 全長13.6km(6kmのストレートを含む)のフランス・サルテサーキットで行われる4輪耐久レース。1923年に初開催される。ハイスピードのうえ コースの2/3が公道のため参加チームの事前走行テスト不可などの条件が加わり、世界で最も過酷なレースとして知られる。
デイトナ24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースとともに世界三大耐久レースに数えられ、F1のモナコGP、アメリカのインディ500と並び世界三大レースと呼ばれている。
日産 栄光のル・マンへの挑戦
90年にル・マン24時間レースにおいて、華々しく日本車として初のポールポジションを奪った日産R90CK。日産の3.5リッターV8ツインターボエンジンを搭載するも残念ながらル・マン制覇は果たせず。ル・マンへの挑戦はいったん休止するが、数年後 新たな参戦プロジェクトを掲げる。 日産の持てる技術の全てが注がれるレーシングマシンがR390だった。
ル・マンを制覇せよ 最先端GTマシン R390誕生
耐久レースのマシンの主役が、高級スポーツカーである LM(ル・マン)GTクラスでは、一般公道を走行できる市販車が要求される。ライバルのマクラーレンは、カーボンモノコックのミッドシップにBMW・V12を搭載、またポルシェはレース専用に開発した911GT1を投入。レース勝利の目的のみに開発されたライバルたちの前では、あまりに戦闘力不足だった。
普通の市販車をベースにしたGTカーでは太刀打ちできないと痛感。日産もただ手をこまねいていた訳ではなかった。加熱するGT1クラスの開発競争の中、子会社ニスモから1998年新たなGT1マシンを開発する。 R390誕生。カーボンモノコックのミッドシップにVRH35Lエンジンを搭載。ベースモデルが存在しないレース専用のGT1マシン。
イギリスのトム・ウォーキンショー・レーシング(TWR 1976年にイギリスのキッドリントンでレーサーのトム・ウォーキンショーが設立したレーシングチーム兼エンジニアリング会社)と共同で開発された。カーボンモノコックを中心とした車体に、最強のグループCカー・R92CPに搭載されていたVRH35エンジンを搭載。
R390の設計は、トニー・サウスゲート、エクステリアデザインはイアン・カラムが担当した。エクステリアデザインを設計したイアン・カラムは、ヘッドランプにはフェアレディZ(Z32型系)、リアコンビネーションランプにはスカイラインGT‐Rと日産市販車のデザイン、コンセプトを盛り込んだ。
天才ドライバー 星野一義 ル・マン参戦
「日本一速い男」「天才ドライバー」の名をほしいままにした男 星野一義。
現役時代に、通算133勝 21タイトルを獲得した日本を代表するレーシングドライバー。天才星野をもってしても、ル・マンではトラブルに度々見舞われ、リタイアが続くが、飽くなき闘争心を燃やす星野と日産チームは、ル・マンに挑み続ける。
98年ル・マン24時間耐久レース。 メルセデスCLK-LM、ポルシェ911GT1やマクラーレンF1GTR、トヨタの新型TS020など強豪が押し並び、ヨーストがエントリーするなどさらに強力なライバルがひしめき合い、非常に厳しい戦いになることは免れない。
覚悟を決めた星野は背水の陣を敷き、この年限りでル・マンから引退することを発表する。
実力派の影山正彦、F1ドライバー鈴木亜久里をチームに加え、最強の布陣をもってル・マンに挑む。チーム体制を強化した日産とTWRは様々な課題を克服し、よりハイスペックにマシンを仕上げ実戦に臨み、堅実な走行性と耐久性で抜群の安定感を見せる。常にトップを狙える順位をキープしつつ、ポルシェとホンダに熾烈なバトルを繰り広げる。
奮闘の結果、3位入賞。最後の星野のル・マン挑戦は、86年の初参戦から9度目にして、念願の表彰台に立ちその幕を降ろすことになった。
R390GT1は、32号車(星野 鈴木 影山)は総合3位、30号車5位、31号車6位、33号車が10位と、参戦した全車が10位以内で完走する結果を残す。
レース結果
- 1998年:第66回ル・マン24時間レース(6月6~7日) 出走47台 完走23台
- 3位32ニッサンR390星野一義/鈴木亜久里/影山正彦 347周
- 5位30ニッサンR390 J・ニールセン/F・ラゴルス/M・クルム 342周
- 6位31ニッサンR390 E・コマス/J・ラマース/A・モンテルミーニ 342周
- 10位33ニッサンR390黒沢琢弥/影山正美/本山哲 319周
ニッサンR390 98年ル・マン 仕様
年式 1998年 型式 R390 全長4,720mm 全幅 2,000mm 全高 1,090mm ホイールベース 2,720mm トレッド(前/後) 1,710/1,640mm 車両重量 1,000kg以上 エンジン VRH35L型 (V8・4バルブ・DOHC ツインターボ) 3,495cc 最高出力 478kW(650ps)以上/6,800rpm 最大トルク 706N・m(72.0kgm)以上/4,400rpm サスペンション(前/後) ダブルウィッシュボーン/ ダブルウィッシュボーン ブレーキ(前/後) カーボンベンチレーテッドディスクABS付/カーボンベンチレーテッドディスクABS付き タイヤ 280-35-R18/335-40-R18